ウィンストン・チャーチル(2017年イギリス)★★★★☆
ヒトラー映画を二本見たので、今度はチャーチル映画を見ることにした。
「Vサイン」で有名なイギリス首相チャーチルだが、いつも葉巻をくわえた肥満男で、朝から酒を飲む、紳士からも英雄からもほど遠い人物であった。
対ドイツ戦ではイギリス首相として国民を牽引したものの、1945年7月の選挙に敗北して、なんと、第二次世界大戦終結を待たずして首相を辞任している。
その後、1953年にはノーベル文学賞を受賞。本人は平和賞が欲しかったとコメントしているが、人々は政治家としてのチャーチルを賛美したくなかったのだろう。
しかし、チャーチルがイギリス国民に徹底抗戦を訴えていなければ、現在の世界地図は大きく変わっていただろう。この映画は、そんなチャーチルの決断を、チャーチルの人間的側面を重視して描いた作品である。
ショーシャンクの空に(1994米国)★★★★★
この『ショーシャンクの空に』は終身刑囚アンディーを中心に、人間の知性と忍耐の価値を描いた映画である。
映画紹介の画像に使われる場面に至るまでの、劇的な展開が印象的であり、一度見たら忘れられぬ感動をもたらすだろう。
多くの人が映画史上ナンバー1に推薦するのも納得の内容である。
フォレスト・ガンプ(1994米国)★★★★☆
今回は、前に見た『ショーシャンクの空に』と同年の1994年公開の米国映画『フォレスト・ガンプ』
『ショーシャンク』にアカデミー賞対決で勝ったヒット作である。
見た感想を一言で述べると、日本人が見たら、そこそこ楽しめる映画。
60~80年代の米国をフォレスト・ガンプという青年を通じて描いているので、米国人が見て喜ぶ映画。
こういう映画が日本でもヒットしたあたり、90年代の日本人は米国への憧れが強かったのだと思う。
日本人が見るなら『ショーシャンク』のほうをオススメ。